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雪駄?ぞうり?

雪駄(せった)と草履(ぞうり)の違い


そもそも常識だったらごめんなさい・・・。


以前から気になっていたのです、


雪駄と草履って何が違うのか、


そして何故ゆえに晴れた日にも履くのに(雪)なのか


むしろ雪の日はちょいつらそうですよね。



調べてみました



まず草履はというと・・・


歯がなく、底が平らで、鼻緒をすげてある履物。

わら・藺草(いぐさ)・竹皮などを編んだものや、

ビニール・コルク・ゴムなどで作ったものがある。(大辞泉より)



竹の皮の草履の裏に獣の皮をつけた履物。

千利休が雪中で用いたのに始まるという。

のちには、皮の上に金物を打ちつけた。(大辞林より)



なるほど【∵】!!つまり底に革がついているかいないかの違いなんですね・・・



ところが、別の辞書にはこんなことが↓



せっ‐た【雪▽駄・雪▽踏】


《「せきだ(席駄)」の音変化。
もと「むしろ(席)の履物」の意で、「雪駄」は当て字》


竹皮草履(ぞうり)の裏に革をはった履物。
底が痛みにくく、また、湿気が通らない。

千利休が工夫したと伝えられる。

後には、かかとに尻鉄(しりがね)を打つことが流行した。(大辞泉)



・・・むしろ?席のはきもの?


はぁ?



室内履きってこと???


わけが分からなくなったので『むしろ』を辞書ってみました。


なんかどんどん迷宮不深くに迷い込んでる気がしますが(公)



むしろ【×筵・×莚・×蓆・▽席】


藺(い)・わらなどを編んで作った敷物。(大辞泉)



むしろ=席だったんですね。


素材のほうも草履、雪駄ともにわら等、
ということでザックバランですね。


まだ見たこと無いですが革ぞうりっていうのもあるみたいですし・・・



ちなみに手持ちのきもの本によると雪駄は利休のころにはもっと雪対策がされていたようです。


ということで、いまのところ


底面が革=雪駄

底面が革以外=草履

と言う風に理解してます。


ちなみに、わらじみたいに表面の素材がそのまま底面になっているものも草履に分類されるようです。

あと木でできてる物は下駄ですが、
表面がわら、いぐさ等で底面が木でできている物も下駄です。



以上店番の山田がお伝えしました。


たかが履物の呼び方でアツクなっちゃってスミマセン。
by appers-jp | 2006-09-22 13:59 | 男のきもの

男着物とメンズ浴衣の専門店


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