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ヴィヨンの妻

こんにちは、千秋です。

朝晩寒い日も出てきて、やっと秋の気配が少し感じられるようになってきました。

我家の近所では金木犀(きんもくせい)が結構幅をきかせてます。

金木犀は植物の香りの中では最も好きです。

数年前に金木犀の弟的存在、つまりマリオで言う所のルイージ的存在である、

銀木犀の苗木を庭に植えたのですが、なかなか成長せず未だ香ってません。

来年こそは花が咲くといいなと思います。


以前このブログにも書いた、ヴィヨンの妻と言う映画を観て来ました。

以前の日記↓
http://appers.exblog.jp/11283103/

浅野さんに衣装を提供した頃は映画の宣伝もあまりされておらず、

『ヴィヨン』ってなに!?

な感じだったのですがついに公開になり、そこかしこで目にするようになりました。

原作は太宰治なのですが、文学少年ではなかったので読んだ事ございません。

しかしながら面妖な、『ヴィヨン』なる響き。

原作どころか太宰治作品を一つも読んだ事がないので、ヴィヨンが何なのかわからず・・。

英語ではなさそうな語感、ドイツ方面だろうか。


人名!?地名!?それとも料理か何か!?


『トマトとアスパラの冷製スープ ヴィヨン風』とかありそうじゃないですか。


観ればわかるさと思って前情報一切無しで観てきました。


ざっくりあらすじを書くので、読みたくない方はここまででごめんなさい。











あらすじ











小説家の大谷(浅野忠信)が、やんちゃな生き方をして妻の松たか子に迷惑をかける。

なんだかんだで浅野忠信は愛人的存在の広末涼子と睡眠薬を飲んで心中する。




とこんな感じで、物語は、暗く、重く、時々パンチの効いた笑いがあったりなかったりで進んで行きます。





ハリウッド的な派手な事は一切無いのですが、飽きさせない良い映画でした。

昭和二十年代前半の設定で、着物の人が多数登場してました。



松たか子が最後に言った言葉が、この映画を締めくくる印象深い一言でした。

この映画の結論でもあり、人生そのものでも有ると思います。

映画にしては珍しく!?結論をわかりやすく言ってくれたので、ある意味痛快な映画でした。

人生とは何!?なんて聞かれたら今度からこう言おうと思います。






この映画での広末さんは着物+洋髪うねうねパーマネントなのですが、

残念ながら可愛さでは本領発揮できてなかったように思います。

来年(平成22年)の大河ドラマ『龍馬伝』での広末さんの着物姿を雑誌で見たのですが、

こちらの広末さんは日本髪すっきり頭で、着物とも相性良しでかなりぐっと来ました。

福山さんの超うねうね頭もかっこ良く、見逃せない大河になりそうです。



結局のところ映画に『ヴィヨン』は登場せず、何の事だか分からずでした。

知らない言葉を当然の様に使われると、ちょっとまってよ!!その言葉、一般常識!?

とか思って調べずにはいられない性分なのですが、

今回はあえて調べず、ヴィヨンが向こうからやって来るまで待ってヴィよんと思います。
by appers-jp | 2009-10-17 16:47 | その他

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